BRIDGE CYCLE
INVESTMENT DECISION SHEET投資判断シート
見本:架空の案件です。数字は説明のための仮定で、実在の企業・支援実績ではありません。
案件:食品製造業(従業員18名)/ 自動包装機の導入 / 見積額 800万円(税別)/ 目的:包装工程の省人化
決めることは2つだけ。「補助金に申請するか」と「入金までのつなぎ資金」。採択されれば回収は約1.8年に縮まります。
1資金計画(税別)
| 設備費(見積額) | 800万円 |
| 補助金(候補:省力化投資補助金、補助率1/2と仮定) | △400万円 |
| 申請支援の費用(着手金7万円+採択額の10%) | 47万円 |
| 採択時の実質負担 | 447万円 |
補助金は設置・支払いのあとに入金されます。いったん設備費全額と消費税(計880万円)の手当てが必要です。
2導入後の効果(年間)
| 包装作業の削減(2名→1名、年1,800時間) | 270万円 |
| 保守・消耗品の増加 | △20万円 |
| 年間の効果 | 250万円 |
時給は社会保険料込み1,500円で換算。空いた1名は製造工程へ配置換えする前提で、人員削減ではありません。
3投資の回収年数
補助金なし(800万円÷250万円)3.2年
採択時(447万円÷250万円)1.8年
厳しめの確認:削減時間が半分(年900時間)でも、補助金なし7.0年・採択時3.9年。効果の実測が判断の分かれ目です。
4発注の時期(ここが最大の注意点)
申請→採択→交付決定→発注・設置→実績報告→入金
交付決定の前に発注・契約すると、補助の対象外になります。見積の有効期限を、交付決定の予定時期まで延ばせるかをご確認ください。
5決める前に確認すること(3つ)
- 現状の作業時間を1週間だけ実測する。年1,800時間の削減は聞き取りによる仮定です。実測で回収年数が確定します。
- 制度の要件を満たせるか。賃上げなどの要件や、事業計画の期間中に守る条件を、最新の公募要領で確認します。
- つなぎ資金。入金までの880万円を、自己資金・取引金融機関の融資のどちらで賄うかを先に相談します。
6次の商談で、社長にお伝えすること
「補助金がなくても約3年で元が取れる設備です。申請するなら、採択で約1.8年。発注は交付決定のあとにしましょう。まず1週間、包装の作業時間を測らせてください。」
※本シートは、架空の案件で作成した見本です。補助金の制度名・補助率・要件は公募回によって変わり、採択や融資の実行を保証するものではありません。実際のシートは、最新の公募要領と案件の条件にもとづいて作成します。